JR貨物EH500形電気機関車 – HLRSJP03

撮影地:IGRいわて銀河鉄道線 いわて沼宮内〜岩手川口間
撮影日:2025-7-21

東北本線を走る貨物列車は、盛岡駅以北は『IGRいわて銀河鉄道』、さらに『青い森鉄道』を経て北海道方面まで運行しています。この2路線はかつてJR東北本線の区間でしたが、北海道新幹線開業に伴い独立しました。日本列島を南北に結ぶ物流の大動脈は、現在も1つの列車として直通運行を行なっています。

材木町よ市(材木町商店街)

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(c)HiLens画像素材 PIXTA –

盛岡市の材木町商店街を中心に毎週土曜日に開催される 「材木町よ市(ざいもくちょう よいち)」 は、活気あふれるストリートマーケットで、観光客にも地元の方にも人気の観光スポットです。

<歴史>

1974年に地元商店街の活性化を目的として始まり、現在は52年目を迎えています。
「よ市」の「よ」には、「萬(よろず)」、余るの「余(よ)」、良いの「良(よ)」、与えるの「与(よ)」、そして「喜(よろこぶ)」の意味が込められています。
対面販売や地域交流の温かな雰囲気が魅力です。

<見どころ>

出店内容の豊富さ
約100店舗以上が軒を連ね、出店内容は新鮮野菜・果物・山菜、海産物、地元惣菜、焼き菓子、手作り雑貨、工芸品など多彩。季節によっては牡蠣やアワビの串焼き、郷土料理も登場し、地元グルメを満喫できます。

地元クラフトビール「ベアレン」が大人気
出店するベアレン醸造所は地元クラフトビールで定評があり、リユースカップやお得なプランも提供。来場者からも「東京からわざわざ来るほど好き」という声があるほど愛されています。

賢治の世界を感じる「モニュメント通り」
商店街は いーはとーぶアベニュー と呼ばれ、宮沢賢治をモチーフにした6つのアートモニュメントが点在(石座、星座、音座、絹座、花座、詩座)。光原社など著名スポットも近く、散策しながら読書感覚でも楽しめます。

<情報>

開催期間:4月〜11月(土曜のみ)15:10〜18:30
場所:材木町商店街(JR盛岡駅から徒歩10分)
魅力:地域性あふれる品揃え、多彩な出店、地元との対話ができる温かな市場空間、賢治の世界観が漂うアートスポット
催し:ベアレンビールや季節の海産物、地元クラフトグルメ、モニュメント通りのスナップ撮影

車窓風景

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(c)HiLens画像素材 PIXTA –

IGRいわて銀河鉄道線の魅力の一つが、車窓から広がる雄大でのどかな風景です。東北の自然と田園、そして岩手特有の山並みが織りなす「銀河鉄道」の名にふさわしい情景は、旅そのものを目的にしたくなるほどの価値があります。

<車窓スポット>

岩手山の大パノラマ(滝沢〜渋民付近)
列車の進行方向右手(盛岡方面から二戸方面へ向かう場合)に、岩手山の堂々たる姿が現れます。
季節によって表情を変える岩手山は、春の残雪・夏の新緑・秋の紅葉・冬の雪化粧と、まるで絵画のようです。


姫神山の優美な稜線(渋民駅周辺)
「賢治の心の山」とも言われる姫神山が美しい稜線を見せてくれます。
柔らかい三角形の形が特徴的で、車窓越しでもすぐにそれとわかります。
夏には青々とした山の表面に雲の影がかかり、幻想的な光景に。

のどかな田園風景(厨川~好摩)
水田や畑、点在する民家など、東北らしい原風景が広がります。
特に夏の水田に映る空と列車の影、秋の黄金色の稲穂の海は見応えあり。
農作業中の人々の姿が見られることもあり、どこか懐かしい感覚を味わえます。

冬の雪原と列車(全区間)
冬季には一面の銀世界に変わり、「銀河鉄道」の名がさらに映える幻想的な光景に。
特に奥中山高原や小鳥谷(こずや)周辺は積雪量が多く、雪景色の中を走る列車はフォトジェニック。
車窓から眺める雪景色と、暖かな車内とのコントラストが旅情を誘います。

<春夏秋冬>

春:山桜、若葉、田植え前の水田 – 車窓に映る桜並木や、芽吹く山々が美しい
夏:青空と緑の大地 – 岩手山・姫神山の稜線がくっきり見えるベストシーズン
秋:稲穂、紅葉、夕暮れ空 – 夕暮れ時は赤く染まった空と山々のコントラストが印象的
冬:銀世界、凍った水田 – 雪化粧の岩手山や、冷たい静寂に包まれた農村風景が魅力

金田一温泉街

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(c)HiLens画像素材 PIXTA –

金田一温泉街(いわて銀河鉄道)の魅力的なポイントを、歴史・温泉・伝説・自然・散策とともにご紹介します。

<文化>

温泉の歴史と泉質
「侍の湯」の名にふさわしい由緒ある温泉地。1626年に発見され、江戸時代には南部藩の指定湯治場だった歴史を持ちます。

泉質:ナトリウム‑塩化物泉(低張性アルカリ単純泉)
肌触りが柔らかく、美肌効果が期待される湯で、冷え性や関節痛、疲労回復に効能があります。

金田一温泉を語る上で欠かせない伝説
座敷わらしとは、旧家に宿る福の神的な存在と言われ、宿泊中に見かけた人は幸福が訪れると言われています。緑風荘の「槐(えんじゅ)の間」は、座敷わらしゆかりの部屋として再現され、今も多くの人を惹きつけています。

<食文化>

リンゴ団地の絶景
高台に広がる約20ヘクタール、18,000本の矮化リンゴが春には真っ白な花畑、秋には紅葉した果実の絨毯となる風景は圧巻です。

温泉いちご・ブルーベリーなどの果物栽培体験
温泉の熱を利用したハウス栽培による「温泉いちご」や季節の果物狩りが楽しめます。

<散策>

徒歩で回れる金田一温泉郷コース(約1時間):
金田一温泉駅 → 馬淵川河畔 → 亀麿神社 → 分教場講堂 → ダンジャ坂 → 三浦哲郎ゆかりの家 → 温泉センターといった巡りが可能です。

文学・伝説・自然を感じる構成
亀麿神社や文教講堂、作家・三浦哲郎ゆかりの場所を巡りながら、地域の物語が感じられる散策体験です。

<周辺スポット>

化石の名所
新世代中新世の化石(ユダクサガメ、ニノヘイルカ、パレオパラドキシアなど)が産出され、博物館展示も充実。

滴生舎(浄法寺漆器工房)
国産漆の器を展示・販売。漆の絵付け体験もできる文化的な立ち寄りスポット。

折爪岳馬仙峡、九戸城跡、天台寺など
自然・歴史散策の要素も揃い、温泉と合わせて多彩な旅の楽しみ方が可能です。

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