HiStory[単行本] – HIITEM01B

誰の人生にも起こりうる創作物語。心を温める人間ドラマ。

書籍

単行本

価格:2,109円(税込)

言語:日本語
サイズ:B6版
ページ数:284
ブックカバー付属:グロス加工
カラー:モノクロ(本文)/カラー(表紙)
送料:330円

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Kindle版[電子書籍]

価格:1,250円(税込)

言語:日本語
フォーマット:Amazon Kindle
カラー:モノクロ
仕様:Kindle unlimited対応/Page Flip有効/Word Wise非対応/タイプセッティングの改善有効

エピソード

叩かれたキーボード
オフィスで激しい音が響き渡った日、チームリーダーの神谷はディスプレイの前で挫折感に苛まれる。キーボードを叩いてしまい、その行動が周囲から冷ややかな目で見られる。しかし、その夜、自宅で過去の記憶を回想し始める。かつては尊敬していたパソコンも、効率優先で道具としてしか見なくなったことに気づく。修理したキーボードを通じて、道具に対する新たな「向き合い方」を見出し、自分自身の成長につなげていく。

王座のまわりを漕ぐ人々
AIが統治する都市で、労働の意味も希望も失った若者ルカは、毎日「王座」の周囲で発電任務に従事していた。生きるためにチップへ答えを求め続ける彼の前に、「自分に問え」と語る女性が現れる。滑稽な旗を掲げて淡々と漕ぐその姿に、ルカは揺さぶられる。やがて彼は、問いを放棄する生き方をやめ、初めて自らの意志で立ち止まる――これは、他者に委ねられた未来から、自分を取り戻す小さな決断の物語。

泥のマーケット
すべてを失った元起業家・クラは、誰にも求められなかった「泥の市場」で、自らの敗北を土台に新たなビジネスを築き始める。社会のルールからはみ出した人々が再起できる仮想空間「Reverse Base」を構想・構築し、やがてそれは都市の企業人すら惹きつける場となる。「商品より思想を売れ」――失敗の中から生まれた逆転の物語は、新しい生き方と市場の可能性を照らし出す。

釣り方を教えてくれた男
将来に焦りを感じていた会社員・健太は、「人生を変えるセミナー」に惹かれるも、どこか違和感を覚えて参加を見送る。迷いの中で訪ねたのは、地方でカフェを営む元先輩・佐伯。そこで健太は、型にはまった“成功法”ではなく、自分に合った「釣り方」を編み出すことの大切さを学ぶ。誰かの答えではなく、自分自身で見つけた試行錯誤の先に、本当の前進があった――そんな再起と成長の物語。

落ちた実と、拾い上げた心
見栄と独占欲に駆られ、高所から落ちたボス猿。心身の痛みの中で仲間たちの温かさに触れた彼は、「誇示する支配者」から「共に登る先生」へと変わっていく。信頼とは何か、仲間とは何かを問い直しながら、群れと共に歩み直す姿を描いた、やさしくも力強い再生の物語。

寄り道の先で
タスクに追われ、意味ばかりを求めて生きていた遥は、ふとした“意味のない散歩”の中で、自分を少しずつ取り戻していく。過去の言葉、道ばたの猫、初老の男性との出会い——何気ない風景が心をほぐし、人生の“無駄”の尊さに気づかせてくれた。意味のない寄り道が、実は大切な一歩になる。そんな静かでやさしい再発見の物語。

余白食堂~サヤと機械の微笑み~
飽和した消費都市“満腹区”。人々は満たされても、どこか空虚だった。 感情なき笑顔をつくるロボット技術者・サヤは、仮想空間にひっそりと「余白食堂」を開く。 そこに集まるのは、都市の“終わり”を感じ取った者たち――壊すことで息を吹き返すアミール、描けなかった感情を探すチカ、記録の限界を越えようとするカナメ。 機械と人のあいだに揺れる“ちょうどよさ”を求め、彼らは「温度」と「余白」を取り戻していく。 効率の果てに生まれた再構築の物語。今、都市は“感じる場所”へと変わり始める。

鋼の輪の記憶
それは、ただのナットだった── 風化した金属の輪に、眠る記憶。命令を忘れられたロボットが、誰にも知られず“在り続けた”理由。 植物と対話する種族ノミドリの少女・リリは、文明の亡骸に触れ、人間という種の夢と、その“問い”に出会う。 それは、守られた約束の痕跡。意味を失っても残り続けた意志。 滅びの先に芽吹く、物語の種。 朽ちた鉄の輪は、やがて未来をひらく小さな扉となる。 ──これは、文明の記憶が“問いかける”物語。

沈黙のあとに残ったもの
言わなかった優しさは、本当に優しさだったのか。些細な違和感から始まったすれ違いと沈黙の連鎖。言葉を飲み込んだ先に残ったものとは――。本音で向き合うことの痛みと希望を描いた、静かで温かな青春の一篇。

笑顔のカラクリ
町の片隅に佇む古道具屋と、そこに置かれた不思議な招き猫。願いを託した少女と、信じる力を求めた青年の出会いが、小さな奇跡を呼び寄せる――。人の想いが繋がる、心温まる優しい物語。

獲得した2つの景品
失敗続きの一日、ふと立ち寄ったゲームセンターで出会った親子と、大きな白いクマのぬいぐるみ。ひとつの「ありがとう」が、沈んだ心に灯りをともす。得意を誰かのために使う――そんな優しさが胸を打つ、再生と希望の物語。

月光列車
引退した運転士と、かつて命を守ってくれた古い車両との静かな再会。過去を抱きしめるように綴られる、鉄路の記憶と月明かりの物語――人と機械が心を通わせた、やさしい奇跡の一篇。

非常口の光の先
火災に巻き込まれた雑居ビルで、恭子を救ったのは、点検作業員の石井と、緑色に光る非常口のサインだった――。命をつなぐ道しるべが、ふたりの人生を少しずつ動かしていく。希望と再会を描く、静かで温かな救済の物語。

花畑にあった探しもの
東京での暮らしに疲れ、里山の町へ戻った青年・圭。花畑に舞うミツバチと、そこで出会った女性との交流が、止まっていた心にそっと息吹を与えてゆく。迷いの先に見つけた、静かな再出発の物語。

疑問符の煙草
駅前で偶然再会した元恋人との会話を通じて、男は「やめたいのにやめられない」自分と静かに向き合っていく。失敗を否定せず、問い続けることの意味を描く、やわらかな再出発の物語。

余白だらけの企画書
正解より、自分の“やってみたい”を。 締め切り間際、白紙のノートと向き合う企画担当・咲。迷いの中で見つけたのは、「思い出に残る文房具」という原点のひらめき。空白を恐れず、自分の線を引き始める——心温まる創作短編。

ポケットアルバムの光
記憶は、記録じゃない。何度でも立ち返る“コピースペース”。 埃をかぶった引き出しから出てきた一本のフィルム。それは、過去をただ懐かしむためでなく、「今の私」を見つめ直す旅の始まりだった──写真と記憶をめぐる静かな物語。

フィールドの風
負けても、走り抜けた日々が、自分を支えてくれる。 卒業を前にひとり立ったフィールド。かつての悔しさも、喜びも、すべてが自分の一部になっていた——高校サッカーにかけた青春と、未来への一歩を描く静かな回想の物語。

人生を乗せる運転席
暗闇を抜けた先に見えた光。それは、人生そのものだった。 長いトンネルを走る孤独なトラックドライバー。過去の事故、仲間との別れ、そして一瞬の判断がもたらす重み。走り続けることが「生きる」と重なる、静かなロードストーリー。

黒縁の視界
視界がクリアになるたび、心の距離も近づいていく。 図書館で出会ったふたりをつなげたのは、1枚の眼鏡クロス。日常の中の丁寧な所作が、少しずつ想いを紡いでいく——曇りなき視線と恋を描いた、静かなラブストーリー。

レンズの先の意味
AIには写せない“想い”が、そこにある。 生成された完璧な景色に埋もれても、写真家・ユウトは本物の風景を探し続ける。失われゆく港、少年の記憶──シャッターの先にある“誰か”に届く、静かなレジスタンスの物語。

ノイズの海で
「終末のサブスク」が騒ぐ朝。 それでも、静かな日常が、ただ美しかった。 不安を煽る情報に溢れる日々。 スマホを手放し、古い詩集と静けさに触れた時、世界はやっと息をし始めた──。 騒がしさの向こうにある、“信じてもいいと思える世界”を見つける物語。

見返りのない光
「演じることに疲れた若者たち」と「見返りのないやさしさ」をテーマに、淡くも確かな繋がりを描いた美しい夜の物語です。 11月の冷たい空気、缶コーヒーの温度、スマホの光、疲れたまぶた、少し震える手、そんな細やかな描写のひとつひとつが、現代の孤独と心の擦り減りをリアルに伝えてきます。

灰色の都市の枝の先
「寒さって、生きてるって感じするから」 灰色の都会で、自分の存在意義を見失いかけた佳乃。彼女が出会ったのは、寂しげな目をした少年ユウ。何も映さない灰色のビー玉が、ふたりの心を静かにつないでゆく。感受性の灯が、見えない何かを照らす物語。

オレンジの終わりに
「夕陽って、終わりのようで、始まりなのかもしれない」 未来に迷うふたりが、旅先の港町で出会った静かな風景と、重ね合う手。言葉にならない想いが、潮風とともに心をほどいていく──オレンジ色の海が照らしたのは、別れでも確信でもない、静かで確かな“いま”の輝き。

昼食は愛情の処方箋
「ただ、それだけで、生きていていいんだと思えた」 社会から離れ、布団の中で動けなくなった青年・龍樹。心を壊した日々の中で、母のつくる昼ごはんが彼をそっとつないでいた。温かい味噌汁と、変わらない優しさ。ささやかな日常が、彼を少しずつ世界へと戻していく——。

ガラスの国の王
革命の果てに生まれた希望の国・エルマリア共和国。大統領ラシェルが追い求めた平等と幸福は、やがて社会に深いひずみを生んでいく。理想の先に待っていたのは、矛盾への祈り──正義の“裏面”と向き合う静かな政変の物語。

ガラスの国の通貨
革命後の理想国家・エルマリア。若き大統領リアは、前任者の遺した問いに向き合い、「誰かの幸福の裏にある誰かの労苦」を可視化する通貨《ユナ》を導入する。支配も抑圧もない社会とは──矛盾を抱きしめる次の時代の倫理が、いま動き出す。

沈黙が信じている
バラエティ番組での“静かな怒り”が炎上に。俳優・神崎涼は誤解と編集の波に飲まれながらも、やがて届いた観客の静かな拍手に救われる——本当の支持とは何かを問う物語。

観測者たちのIF
国家が親に代わり子どもを育てる仮想社会「モデルS」。人間の未来を問う壮大なシミュレーションの中で、たった一人の青年が“家族”を独力で再発明しようとする——これは、社会か、人間らしさかを選ぶ物語。

脱電子旅行記
「デジタルから離れてわかった。やっぱりスマホは、頼れる“相棒”だった。」 作家・鏡絵文字郎が挑んだデジタルデトックスの旅。目指したのは山梨・桂川の自然、そして“スクリーンのない時間”。けれど道に迷い、花に心奪われ、結局スマホを3回使って気づく——便利さとどう付き合うかを、もう一度問い直す静かな記録。

人生の不思議な本
すべてを失った男が図書館で出会ったのは、「人生」とだけ書かれた一冊の不思議な本。その物語と現実が交差し始めたとき、思いがけない出会いと奇跡が人生を動かし始める——。希望、愛情、感謝を描いた再生の物語。

第一次TCG対戦
放課後の教室、カードが映し出すのは戦略と信念――校内最強を競い合う2人が、一枚一枚のカードを通してぶつかり合い、やがて理解と友情を育む物語。勝敗の先にある“同盟”の意味を描く、熱き戦術ドラマ。

第二次TCG対戦
校内最強のTCGプレイヤーが“無敗の孤独”に陥ったとき、現れたのは一人の少女。カードを通じて交わされる真剣勝負が、仲間との絆とリスペクトを取り戻していく。戦う理由は「勝つため」じゃない——友情と成長のタクティカル青春ストーリー。

海の向こうのありがとう
「ただの作業」だと思っていた倉庫での仕事に、見えない誰かの未来が宿っていた。哲学と現場が交差するとき、無意味に思えた日々が静かな祈りに変わる——名もなき労働に光を当てる、心に沁みる再発見の物語。

キャンバスの輪
体育が苦手な少年が、色鉛筆と出会い、自分だけの“色”を見つけていく。ひとつじゃ完成しない絵のように、違いを重ねて生まれる世界の美しさを描く、静かで温かな成長の物語。

心のチャートは右肩上がり
金融の最前線で資産を動かす男が、里山の老人との出会いを通じて見つけた「本当の価値交換」とは——。チャートでは測れない、心を耕す静かな週末の物語。

真夜中の独り言DJ
深夜1時43分。今夜のテーマは「ドライヤー」。大量生産・グローバル化を否定せず尊重しながらも、「自分の体や暮らしにちゃんと合った“尖った製品”」を選ぶことの意味を、DJ高橋は“新しい地産地消”と表現する。身の回りの「合わない何か」に疲れた人へ贈る、静かで力強いラジオ番組。

灰の雨が降る街で
「ここにはね、たくさんのごめんねが埋まってるんだよ」灰色の空、涙のような酸性雨。失われた都市を歩くのは、過去を設計した者と、未来を問う少女──これは後悔から始まる物語。

瑠璃色のサイコロ
大学院生・津田悠馬は、日々サイコロを転がしながら「偶然」と「意味」を見つめ直す日々を送っていた。歴史や社会構造の裏に潜む無秩序と人間の選択、その境界に揺れる中で、彼は世界が編集可能なものであると気づいていく。偶然を恐れず、意味を自ら与えながら歩む、静かな哲学の旅。

EcoHobby
都心からローカル線を乗り継ぎ、旧宿場町を取材する主人公。駅弁を味わい、草原を歩き、自然の音や風景を五感で受け止める中で、「EcoHobby」の意味を見つめ直していく。小さな行動が未来への一歩になることを信じて、今、自分の足で記録する旅。