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[栃木県]野岩鉄道6050系電車:RSJP0009

[栃木県]野岩鉄道6050系電車:RSJP0009
野岩鉄道6050系電車

世界遺産の日光東照宮や壮大な自然美を誇る華厳の滝、鬼怒川温泉など観光名所が満載!いちごの名産地としても知られ、「とちおとめ」の甘酸っぱさは絶品。歴史と自然、美味しいグルメが融合する栃木県で特別なひとときをお楽しみください!

撮影地:野岩鉄道 川治温泉〜龍王峡間
撮影日:2024-5-26

野岩鉄道:関東と会津を結ぶ「ほっとスパ・ライン」

野岩鉄道株式会社は、栃木県日光市の新藤原駅から福島県南会津町の会津高原尾瀬口駅までを結ぶ会津鬼怒川線(30.7km)を運行する第三セクター方式の鉄道会社です。

この路線は、東武鬼怒川線や会津鉄道と直通運転を行っており、首都圏から会津地方へのアクセスルートとして重要な役割を果たしています。

沿線には、湯西川温泉、川治温泉、尾瀬国立公園などの観光地が点在し、観光客の利用が多いことから、2006年には路線愛称として「ほっとスパ・ライン」が導入されました。

歴史と設立背景

野岩鉄道の起源は、1922年の鉄道敷設法に基づく計画にさかのぼります。しかし、実際の建設は1966年に始まりました。その後、国鉄再建法の影響で工事が中断されましたが、1981年に栃木県、福島県、沿線自治体、東武鉄道などの出資により野岩鉄道株式会社が設立され、工事が再開されました。1986年10月9日に会津鬼怒川線が開通し、現在に至っています。

車両と運行形態

主力車両は、東武鉄道から譲渡された6050系電車で、観光客向けに内装を改装した「やがぴぃカー」なども運行されています。

また、東武鉄道の「スカイツリートレイン」を使用した臨時列車も運行され、観光需要に対応しています。

観光資源と地域連携

野岩鉄道沿線には、湯西川温泉、川治温泉、尾瀬国立公園などの観光地があり、観光客の利用が多い路線です。また、沿線自治体と連携し、「会津・野岩鉄道利用促進協議会」を組織し、観光列車の運行やイベントの開催など、利用促進の取り組みを進めています。

さらに、観光庁の「地域観光新発見事業」を活用し、インバウンド誘致を目的とした海外への情報発信も行っています。

経営課題と今後の展望

野岩鉄道は、沿線人口の減少や道路整備の進展により、利用者数の減少という課題に直面しています。2023年3月度の収入は約2.2億円に対し、営業費用は5億円を超えており、補助金で赤字を補填している状況です。

こうした状況を打開するため、クラウドファンディングを活用した観光列車の運行や、SNSを通じた情報発信など、新たな取り組みを進めています。

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(c)HiLens画像素材 PIXTA –

野岩鉄道「龍王峡駅」駅舎

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(c)HiLens画像素材 PIXTA –

東武鉄道「新藤原駅」駅舎

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